箱根リトリート villa 1/f by 温故知新の夕食はどんな感じ?
いよいよ食事タイムです。
今回のプランは二食付きで、全て料亭 俵石さんで頂きました。
これまでの旅は割と安さ重視で、宿も食事も安いに越したことはないという感覚だったのですが、今回は宿で過ごす時間を最優先にして、ゆったり流れる時間を楽しもうと思いました。
なので、宿泊費もかなり大奮発!
おそらくこれまでなら家族で3泊くらい泊まってやっと使うであろう金額を一泊(一人分)でかるく超えてしまっています。
でも、それを軽く支払えるくらいに大満足でした。
話が逸れましたが、夕食です。
ゆったり座れる個室に通して頂けました。
これまで懐石を食べる機会があまり無かったのでマナーが良く分からなかったのですが、そういうものに囚われず、お料理を心から楽しむことが出来ました。
正座でなく、テーブルだったのが堅苦しくならず快適でした。
お料理と一緒に頂くお酒はドイツのアイスワイン/エレガンツ ラインヘッセンシルヴァーナです。
蜂蜜やアンズのようなふんわりとした優しい甘み。
時間とともにスパイス香が豊かな時間へ誘います。
極甘口で、本来は食後酒なのですが、食事とともに美味しく頂けました。
<口取り>
お浸し
千社唐 姫慈姑
寒椿 秋刀魚オイル蒸し
唐墨大根 合鴨ロース
※写真は二人前です。
<旨味>
蛤と葉山葵のスープ仕立て
葉山葵のオイル 下仁田葱
とにかくお出汁が美味しかったです。
無駄な雑味のない、キレのある旨味。
<旬>
伊東産鮮魚盛り合わせ
生しらす初めて食べました。
つるりんとして美味でした(*^^*)
その日獲れた魚で盛り合わせをするため、内容も毎日変わるそうです。
<蔬菜>
かます醤油焼き
千枚漬け 伊達巻
酢取り茗荷
かますはとにかくふっくら。
<滋味>
群馬産牛蒡
国産牛ほほ肉
根菜色々
シチューのような感じです。
この辺りでお腹が結構ふくれてきました。
あの時のケーキが仇になったか・・・。
お昼は抜いたのに・・・。
<豊か>
きのこ鍋と飛騨牛 金目鯛
柚子唐辛子
きのこは食べたことのない種類の物ばかりで、どれも食べ応えがありました。
お肉は口の中でとろけるよう・・・。
でも、もうほぼ満腹。
締めがほとんど入りそうにない・・・。
<恵>
蟹雑炊
量を減らしてもらおうとしましたが、時すでに遅し・・・。
「残していただいて構いませんよ」と言われましたが、本当に少量しか食べれず申し訳無かったです。
蟹がプリプリの雑炊でした。
こちらも本当に優しいお味で、持って帰りたかったです・・・(泣)
<甘味>
りんごの頃ね
給仕してくださった男性は洋食出身だそうで、懐石の料理人の方をトレーニング(?)されて、こちらのコロネが完成したとかいないとか?
こちらの料亭 俵石さんは、上皇陛下が3度宿泊された数寄屋造りの老舗旅館を改装した建物のようです。
歴史のある風格はそのままに、でも現代の使いやすさも取り入れた、過ごしやすい場所でした。
余談ですが、御手洗のスリッパが何とも言えないフカフカ?感触で、買って帰りたいと思いました。
二日目に続きます。